4つの性格診断 性格ドットコム

4つのタイプ別 子育て対処法Childcare measures by 4 types

古今東西、人類共通の話題であり悩みの種の一つである「子育て」。 世の中にはさまざまな子育て本がありますが、これも成功法則同様、「ある子どもには通用するけど、ある子どもには通用しない」という場面がしばしばあります。 「同じように育てたのに、どうしてこんなに違う結果になったのか」 というような言葉も時々耳にしますが、子供の性格(気質)タイプを考えずに同じように育てた結果が、想定外の結果になってしまうことになります。

ここでは、ケルビム・パターンに沿って、4つのタイプ別に、子育ての勘所を紹介します。 ただし、子どもの場合は大人ほど4つの(性格)気質が顕著には現れません。 子どもの場合、一定の年齢に達する前の人格形成の初期段階では、各タイプの特徴が混ざり合いながら現れ、少しずつ特徴が安定していきます。 旧約聖書の文化に根ざすユダヤ社会では、子どもは13歳になると社会の一員として認められ、お祝いをされます(昔の日本の「元服」と似ています)。 12歳までの子どもは幼年期と考え、それぞれの場面で表れるそれぞれの性格(気質)にそって、柔軟に対処してあげると良いでしょう。 あまり早々と「うちの子は○○タイプ」と決め付けてしまわないようにご注意下さい。

獅子タイプ

雄牛タイプ

人タイプ

鷲タイプ

獅子タイプLion

  • 特徴:行動力抜群の遊びの王様
  • 対応策:媒体を共有してあげる

行動力に満ちた獅子タイプは、遊びの王様です。
いつも友達たちに囲まれながら、ゲームやスポーツやお絵かきなど、次々と楽しい遊びにみんなを導きます。
面倒見が良くリーダーシップを発揮する反面、つい強引になりがちで、自分のペースにお友達を巻き込む場面もちらほら。
自分勝手に決めないで周囲のことも考えるように指導してあげるのが大切で、
「ちゃんと○○ちゃんのことも考えてあげたのね、偉いわ」
という肯定的な評価をすると、本人は親分肌の獅子タイプらしく誇りに感じます。
交流を持つことが好きな獅子タイプな子どもとのコミュニケーションは、遊びの媒体を共有してあげるのが有効です。
カード、ゲーム、スポーツなどに一緒に参加してあげると、喜怒哀楽をともにできて子どもとの親密さが深まります。

雄牛タイプOX

  • 特徴:マイペースでこだわりが強い
  • 対応策:プロセスを共有してあげる

一つの目的を達成するまでコツコツと続ける根気よさを持った雄牛タイプは勉強も遊びもマイペースです。
一度スイッチが入れば誰にも止められませんが、そのスイッチを入れることは他人にはできません。
あくまで本人のこだわりなので、意義あるものに関心を向けるためには、親が常に良い物と出会う機会を提供してあげることです。
選択肢を用意してあげて、あとは本人に選ばせる、というスタイルがスムーズです。
何事にも持続力のある牛タイプな子どもとのコミュニケーションには、プロセスを共有してあげるのが有効です。
熱心に集中していること、頑張っていることがあれば、その途中経過を確認してあげたり、習ったことを説明してもらったりして、その子が何かに到達する途中であるという意識を共有してあげてください。
子どもは励ましを受け、親への信頼を増します。

人タイプMan

  • 特徴:デリケートな恥ずかしがり屋
  • 対応策:時間を共有してあげる

感受性が豊かな人タイプは、子どもの場合は静かで大人しい、恥ずかしがり屋さんになりがちです。
ただしそれは外見だけで、心の内側では人一倍熟慮中です。
親が何か良い表現のツール(クレヨンなど)を上げるのも、心の様子を表現するきっかけになります。
芸術家肌なタイプが多いのも人タイプです。
また、他の子たち以上にデリケートで繊細なため、ちょっとした一言が強く影響するので丁寧な対応が必要です。
困っているときも誰にも相談ができず我慢しがちなので、こまめに気配りしてあげると良いでしょう。
感受性豊かで物静かな人タイプな子どもとのコミュニケーションには、時間を共有してあげるのが有効です。
急には多くは語ってくれませんが、その場にいてあげる、近くで見守ってあげる、というような時間的・空間的な意識の共有ができると、少しずつ心を開いてくれます。
4タイプ中、一番じっくりと対応してあげる必要があるのが人タイプです。

鷲タイプEagle

  • 特徴:独特な視点を持つ個性派
  • 対応策:視点を共有してあげる

全体を捉えながら将来を展望する鷲タイプは、周囲の状況をよく観察して未来を推測するのが得意な分析家です。
幼稚園児のサッカーでみんながボールにドタバタと走りよるときも、一人だけ空いたスペースに回りこんでいるような頭脳プレーヤーです。
仲良しグループの中でも他の子たちが気付かない人間関係を見抜いていたりします。
人には見えないものが見えるので疲れることもあります。
鷲タイプな子の独自の考え方や行動パターンを親が理解できず、ついステレオタイプな注意で「なんで他のお友達と同じようにしないの」「ちゃんとみんなに合わせなさい」と叱ってしまいがちです。
鷲タイプな子どもとのコミュニケーションでは、その子の視点を共有してあげることです。
「子どもの視点に立ちましょう」という子育てアドバイスが一番当てはまるのが鷲タイプへの子育てです。
他の子たちとは違う何かを発見している我が子、を理解してあげると、子どもは味方を得た喜びに満ちます。